悲しい報告です

本日はとっても悲しいご報告をしなくてはなりません。

昨日現場の残された最後の猫達の捕獲の日でしたが、結論から言うと残念ながら保護が出来ませんでした。

このブログを読んでくださる方で、「現場にまだ残ってたの?」とお思いの方もたくさんいらっしゃると思いますので、長くなりますが順を追ってご説明したいと思います。。



2015年10月19日に、習志野置き去りねこさん達の一斉捕獲を個人ボランティアで開始したわけですが、その際に室内外共に殆どの子が保護出来たのですが、窓から猫のシルエットが見えるもどうしても捕まらない子がいました。その子がふくちゃん改めネネちゃんでした。


その時は窓も勝手口も全て施錠されておらず、室内に捕獲機を仕掛けてかなり粘ったのですが、その日は捕まらず、その数日後にやっとネネちゃんが捕獲出来たのですが、室内に仕掛けていた捕獲機がネネちゃんが入った状態で外の庭の縁側にポンと置かれた状態で、今まで施錠されてなかった勝手口にドアも窓も全てが施錠されておりました。

施錠したのは鍵を持っている家の持ち主(飼い主)ないし、親類縁者と思われる人物ということになります。

まだ何頭室内に残っているのかもこの時点では把握出来ておらず、室内に残ってる可能性があるため捕獲機を仕掛けたかったのですが、捕まったネネちゃんを捕獲機ごと外に出された後に施錠されたので、全ての猫が居なくなったことで施錠したのかとも思い、外に捕獲機を仕掛け、その後大ちゃん、みるくちゃん、ゆうちゃん、海ちゃん、コタくんが保護出来ました。

そして施錠されてから約3か月が過ぎた2015年の今年…

ボランティアの一人が外に仕掛けた捕獲機を調べに行った際、2階の窓から猫が1匹見えたのです。


やっぱりまだ猫が残っていた…
スタッフ一同驚愕でした。


家の持ち主は自己破産しており、ここの子達の保護を始める時に不動産登記も取り、その後裁判所にも確認して2月にこの家は競売にかけられるということは把握していたので、占有している可能性、もしくは猫に餌だけあげに来てる可能性もあると思いました。

そうでなければ、施錠されてから3か月以上が過ぎてご飯も水もない場所で猫が生きてるわけがありません。

その後、玄関のドアに飼い主と連絡が取れるように「2階の窓から猫の姿が見えました。残された猫をどうしたいのか…飼いたいと思っているのか、兎に角連絡をください」という内容の張り紙をするも、なしのつぶてでした。

それどころか、目撃した2階の窓を見えないように、バリケードまでしていたのです。

ネネちゃんが捕まった時には、連れて行けと言わんばかりに捕獲機ごと外に出していたのに何がしたいのか全く理解できません。猫の頭数が減ったことで、残された子は自分がまた飼育したいと思ったのか。。連絡が取れないので確認しようがない状態でした。


室内に入り猫を保護するための残された手段は、競売後の落札者と連絡を取る以外に手立てはなく、私たちは落札されるのを今か今かとずっと待っておりました。

そして2月末、猫が残されたこの家は不動産業者に無事落札され、裁判所に落札者の開示されるとすぐにコンタクトを取り交渉したところ、担当者の方はとても良心的で心ある方で「協力出来るところは全面的に協力したい。が、しかし、全ては裁判所の執行官の返事次第で自分達ではなにも決めることは出来ない」とのお返事でした。

というのも、室内の家財道具(猫も含む)全て、落札したからといって破棄したり譲渡したりは勝手に出来ず、執行官立ち合いの下で執り行い、全ては執行官の判断。約2週間後に執行官立ち合いで、鍵屋さんに開けてもらい、室内の物を確認に行くが、その時は関係者以外室内に立ち入ることが出来ないので、執行官に猫が残されていること、その猫はボランティアが保護したいと言ってることをお話してくださるという話になりました。

合否の連絡を心待ちにしていたところ、3月末頃に家財道具やゴミを撤去する会社の方から「執行官、落札者と共に室内を確認したところ、猫3匹確認した。生き物である猫の所有権は、飼い主→落札者→撤去する委託業者→ボランティアの方に移すようにするので、4/23(木)の撤去の日に来てください」と言われたのです。

良かった…これで全員保護出来ると安堵しました。

ですが、1つ心配してたのは、家には「23日までに明け渡すように」という公示がされていたため、飼い主が猫を連れて行ってしまうかもしれないということでした。

そして、やっと保護出来るその日がやってきました。裁判所の執行官の方も凄く良い方で、室内のゴミや荷物を運び出す前に優先的に私達ボランティアを先に入らせてくださいました。

ボランティア4人で室内に入り、一通り全部屋を探すも、猫の気配がありません。

2階に上がると、かつては子供部屋だったと思われる部屋に猫のカリカリが置いてありました。




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やっぱり、猫に餌はあげていた…。

猫のおやつである「ちゅーる」の空き袋も散乱しており、袋の賞味期限は2016年の物。古い物ではないことがわかりました。



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猫を探すも、やはり気配がまったくありませんでした。
嫌な予感。。

でも室内はゴミ屋敷なので、上手に隠れてしまってるだけかもしれない。

2階の部屋の天井裏の点検口も開いていたので、登って確認しようとしましたが、いかんせんゴミだらけなため、足場も確保出来ない状態でした。




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左側の窓は猫が見えないように
飼い主が行ったバリケード





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ゴミと、猫の糞尿と、虫だらけ






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階段も全てゴミ






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お風呂場もゴミ





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上の写真のカゴの中に、液体の入ったペットボトルがたくさん入ってますね。
これはごく一部で、現場には100本単位のペットボトルに茶色くなった液体が入った状態で散乱していたのですが、中身は腐った飲み物ではありません。





人間の尿です。



トイレの水も止まっているため、ペットボトルに排尿をしていたと思われます。洗面台にも猫ではなく、人糞や人尿をした形跡がありました。


信じられません。


殆どのゴミを撤去し終わり、脚立を置いて天井裏も探してみましたが、猫の姿はありませんでした。


そして猫を保護出来ないことでもショックでたまらないのに、もう1つショックなことがありました。



猫の亡骸が2にゃん。。
ミイラ化していたのです。


ボランティア一同、このような状態なので亡骸はあることは覚悟しておりました。

なので、撤去する業者の方に「猫の亡骸があった場合は、こちらで引き取るので絶対ゴミと一緒にしないでください。必ず声をかけてください」と一番最初にお願いしていたのにもかかわらず、かなり片付いてきた終盤の頃に、業者から猫の死体が2匹あってゴミと一緒に入れたと聞かされました。

「あれ程、引き取るから、声かけてくれと言ったのに何で捨てるんですか!?」と、ショックを通り越して怒り心頭で言ったところ、


一言「だってミイラだよ」


ミイラだってなんだって、大切な猫なんだよ!!
可愛くて愛しい、シェルターにいるみんなの兄妹なんだよ!!


愕然としました。



数百袋単位のゴミが出て、既にトラックも往復していた後で、そんな話を事後報告で聞かされたのです。

こまちゃん、りんちゃんくらいの大きさで、茶色っぽい猫2匹だったそうです。恐らくこまりんの兄弟だった可能性が高く、シャムミックスのチームザビエルだったってことです。


あんなゴミ屋敷の中で、和室の隅で2匹が息絶えて亡くなり、土に還してあげることもできず、糞尿とゴミと一緒にごちゃ混ぜの状態で捨てられるなんて、なんでそんな運命をたどらなければいけないのでしょうか。その子達がいったい何をしたというのでしょうか。


残された猫も保護出来ず、猫の亡骸も埋葬してあげることもできず、本当に憤りを隠せません。


このようなゴミ屋敷で避妊去勢もせず増やし、猫の亡骸はゴミに埋もれた状態で放置し、動物愛護法違反はまぎれもない事実であり、元飼い主には猫を飼育する権利はありません。


ですが、残された兄弟を全員保護する術は無くなってしまったのです。

飼い主が猫を連れて行ったのだったら、もう二度とこのような多頭飼育崩壊の自家繁殖のようなことは二度とないよう、避妊去勢手術は必ず行ってほしいと願ってやみません。

でも、もしかしたら、飼い主が連れていかず、外に逃がした可能性も考え、外には捕獲機を暫く仕掛けて、最後の望みにかけてみるつもりです。

かなり長文になりましたが、このような悲しい結果になってしまい、ご心配くださった方にはなんと申し上げて良いかわかりません。

落札者の担当者さんが執行官 業者と共に室内に確認したときは、猫3匹すり寄ってきたんだそうです。

その時に一緒に入らせてくれて、捕獲させてくれてたら。。

本当に悲しいし、残された猫が心配だし、何より悔しくて悔しくてたまりません。







スタッフ★かつぶし





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by okizarinyan | 2015-04-24 07:58 | レスキュー | Comments(4)
Commented by ちびむぎコタママ at 2015-04-24 20:40 x
残された子達の救助、残念な結果で胸が苦しくなりました。
が、皆様出来得る事は全てされたと思います。本当にお疲れ様でした。
現在シェルターにいる子の幸せを願ってやみません。どうか素敵なお家が見つかりますように!
Commented by かつぶし at 2015-04-24 21:10 x
ちびむぎコタママさん、なんとか保護したかったです。本当に無念でなりません。ガックリ肩を落として、シェルターに行き、みんなのお世話しに行ったら、大ちゃんが現場の凄まじい臭いがする私のジーパンの裾をずーっと臭い嗅いでるんです。みんなにとっては懐かしい生まれ育った家の匂いなんだよなぁ…となんだか切なくなりました。
只今腑抜けですが、そう落ち込んでもいられませんね!絶対みんな幸せにしないとです。亡くなった子達の分まで。
Commented by 七福猫 at 2015-04-25 11:42 x
お辛い思いをされましたね。残念でしたね。。。お弔いも出来ず。
しかし、迎えにいったのだから、猫の魂はスタッフさんと一緒にシェルターに来たかもしれない。大ちゃんは、兄弟猫の魂をお迎えしていたのかもしれません。部屋のどこかにお祭りしてあげるといいかも。皆を見守ってくれるし、皆と一緒にいられていいでしょう。

「亡くなった子達の分まで幸せに」・・・そうですね。それしか。。。

動物査察官のような存在が現場に介入する仕組みが絶対に必要ですね。
亡くなられた猫さん達のご冥福をお祈りします。
Commented by かつぶし at 2015-04-25 12:36 x
七福猫さん、そうですね!そうですよね!魂は一緒にきてますよね!ゴミと一緒に捨てられてしまったことがあまりにショックでショックで…そこまで考えられませんでしたが、七福猫さんにそう言われて、なんか心が救われました!!!
そうだ、うん!魂はみんなの元へ来てくれてる♪大ちゃんもそれを感じてたのかもですね!!
早速お花等、シェルターにお供えしたいと思います!!!七福猫さん、ありがとうございます。ずーっと悔しくて悲しくてモヤモヤしっぱなしだったけど、スーーっと靄がはれた感じです!!


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